サザンが活動停止だそうでちょっと嬉しく思っております。昔つきあっていた女がサザン大嫌いで「虫唾が走る」とか言っていましたが私自身はそこまで毛嫌いはしていなくて「どちらかと言えば嫌い」程度です。やっている音楽の割りには売れているなと云う印象でした。初期の頃は数曲は名曲と呼べる曲もあります。
創造的な仕事に携わっている人の中には自ら優秀な創作が出来て尚且つ鑑識眼がある人、創作の才能は無いが鑑識眼のある人、どちらも無い人、の三態があります。
産業化されている中で才能が枯れても売れている限りは中々「や～めた」とは言い出せないでしょうがちょっとの勇気を持っていた桑田佳祐は立派です。彼の鑑識眼からすると売るに値しない音楽しか創れなくなったのでしょう。音楽は評価していなかったのですが人間的にはまあまあじゃないかと思っていたのでこの決断は嬉しいです。
音楽創作に関しては数十年間一流の仕事を続けるのは不可能に近いです。よほどの例外を除けば才能のある人でも玄人耳の鑑賞に耐える音楽が創造出来るのは数年間です。皮肉な事にほとんどのミュージシャンは良質の楽曲を連発して名声を得た頃に才能が枯渇してくるのが定番です。名声を得た後は質的に落ちた楽曲に売る技術を盛り込まれた産業音楽が大量に流通する様になります。
ローリング・ストーンズは一般にはカッコいいロックバンドとして認識されていますが私から観ると世界で一番カッコわるいバンドです。７０年代前半で「才能が枯れたので解散する」と活動やめていれば世界で一番カッコいいロックバンドになれたのに惜しいです。
パフュームサポーター
２名の対談が面白かったのでご紹介。「正義は勝つ」いいねえ～ 長文の最後は爆笑しました。
シークレットシークレット/Perfume アレンジの勝利。ビデオ監督すばらすぃ
